レポート ~ 運営委員長が見たYMF2017

山形国際ムービーフェスティバルYMF

〈2017.11.12〉

YMF山形国際ムービーフェスティバル・フィナーレ、そして打ち上げ!

11月12日の日曜日、YMF第13回山形国際ムービーフェスティバルの3日間を締めくくる、フィナーレ、そしてエンディング!

最終日まで残ってくれた、選考委員やゲストメンバーが登壇する。

運営委員長として、ご挨拶をする。 「気がついて見れば、12年が過ぎ、13回のYMF山形国際ムービーフェスティバルを開催し、エンディングを迎えることができた。

振り返ってみてどうですか?と、よく聞かれるが、何年続けようとか、やり遂げようとか、そんな想いはまったくなく、「今、この時」を、全身全霊を賭けて、ただやれる事を一生懸命やり切るということだけだった。
また、「今、この時」に出会った素晴らしい方々が、いつも支えていただき、YMFを広げてくれた。

行定監督は、「終わりは終わりではなく、次のはじまりに続いている」と話されていたが、自分は、「全てが終わったゼロの大地だからこそ、新たなはじまりができる」と考えている。

この13回目のフェスティバルが終わりではなく、「今、この時」から、また新しい物語が「はじまり」だと確信している。

ここにいる全ての方々が、12年間の時間を重ね、それぞれの歴史を作られている。
また、これまで応募してくれた何千人の若きクリエイターの方々にも歴史がある。

その重なりの上に「今、この時」があるのだと知り、世界が混沌としている中だからこそ、より映画の役割を信じたい!

来年も、また、ここでお会いする事を願い、エンディングの挨拶とします。」

ステージ上のすべての方々からご挨拶をいただく。

多くの思い出を残して、また、1年の旅に出る。

映画祭とは、そんな港のような役割なのかもしれない…。

打ち上げの夕食会場は、「香味庵・丸八やたら漬け」

古賀俊輔プロデューサー、行定勲監督、大友啓史監督の、YMF常連組。

成島出監督、廣木隆一監督、岩井俊二監督が、今年来れなかったのはとても残念である。

山形牛のすき焼き。  山形名物の芋煮。  カリカリの天ぷら。

そもそも、ここは漬物屋さん。
漬物のお寿司が名物である。

この場所には、舞台監督も制作スタッフもアナウンサーも事務局も、みんな参加する。

そして、「今、この時」を語り合う。
心がひとつになるのだ。

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