レポート ~ 運営委員長が見たYMF2017

山形国際ムービーフェスティバルYMF

〈2017.11.11〉

YMF2日目は、映画「火花」そして「グランプリ選考委員会」

11月11日の土曜日、YMF山形国際ムービーフェスティバルの2日目。

開催中、最も多くの行事がある一日である。

この日の最初のプログラムは、11月23日(木)の祝日・勤労感謝の日から、全国公開となった「火花」の上映。

吉本興業と東宝のご協力のもと、上映会が行われた。

板尾創路監督と、古賀俊輔プロデューサーと映画「火花」を盛り上げようと心をひとつに!

事前に申し込みを受けて整理券を発行したが、あっという間に定員となる盛況ぶりだった。

役者としての経験や、漫才師として経験からしか描けないものがある。

そんな板尾創路監督の「火花」は、大ヒットの予感がするのだ。

昨年は、廣木隆一総監督が製作したドラマ「火花」を、YMF山形国際ムービーフェスティバルでは、3日間で10話を大スクリーンで上映するという試みをし、大反響を得た。


古賀俊輔プロデューサーや脚本の加藤正人氏、さらには各話の監督達が来場し、主演の林遣都くんや波岡一喜くん、そして菜葉菜などが登壇し、会場を大いに盛り上げてくれた。


ドラマが素晴らしい出来栄えだったので、映画では、どんな「火花」が出来上がるのか、期待と不安が入り混じっていたが、まるでドラマとは違うテイストで、「火花」の本質とも言うべき熱量が真っ直ぐに伝わって来たのだった。

俊逸な作品であり、記憶に残る作品である。

まるでドラマとは違った意味で、とてもキラキラ輝いている作品に仕上がっている。

主演の菅田将暉くんと桐谷健太くんが、特に凄すぎる。

彼らの稽古への取り組みや、情熱なども、板尾創路監督から紹介された。

漫才師を演じる難しさ、そして、それを当たり前のように演じる彼らを、板尾創路監督は、とても賞賛されていた。

前日、板尾創路監督を含め、YMF初日の参加者と、食事をし遅くまで話したが、板尾さんは、役者としてテレビ等で見る板尾さんとはまるで違って、とても礼儀正しくスマートで、静かな物腰のとても魅力ある人であった。
自分は、あっという間にファンになる。

会場にて、映画「火花」を観に来てくださった方々と、全員記念写真を撮る。

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