レポート ~ 運営委員長が見たYMF2017

山形国際ムービーフェスティバルYMF

〈2017.11.11〉

第13回YMF山形国際ムービーフェスティバル表彰式

プレゼンターは、女優の菜葉菜さん。
12年連続の参加である。

副賞には、山形県の産んだ高木酒造からのご協賛である「幻の酒・十四代」が、上位者各賞へ渡される。

さらに、山形が誇る日本一の米「つや姫」、そして全員には山二醤油醸造から「魔法のしょうゆ」が渡される。

入賞には4作品。
小原剛監督の「LAST STAGE」
小田憲和監督の「MAKE HOME」
橋本道春監督の「作りたての家族」
小宮山充監督の「Proぽーず」

山田佳奈監督の「今夜新宿で、彼女は、」は大西金属賞を受賞する。

村川透監督賞は、大川祥吾監督の「水戸黄門Z」

選考委員特別賞とMX4D賞は、たかひろや監督の「PHANTOM COLLECTOR」ダブル受賞である。

脚本賞は、今井瑛一監督の「宴の宵がさめるまで」

ムービーオンやまがたで、約2週間に渡り最終ノミネート作品を上映し続け、観客が出口の投票箱に良かった作品を投票する。
その結果、決まった観客賞は、土屋哲彦監督の「追憶ダンス」

そして、船越英一郎さんから、最優秀俳優賞が発表される。

「今夜新宿で、彼女は、」の広山詞葉さん。

イマドキの社会や世相を、しっかり表現できている彼女のパッションやエナジーが素晴らしかった。

そして、準グランプリ作品は、土屋哲彦監督の「追憶ダンス」
演出や展開が見事であり、これからが楽しみな監督である。
俳優陣の煌めきも印象深かった。

そして、村川透選考委員長から、グランプリの発表である。

グランプリ作品は、倉田健次監督の「ピカレスカ〜Novela Picaresca〜」

心から祝意を申し上げる。

倉田健次監督は、すでにインターネットのチャンネルで連載ドラマをやったり、プロの入口を通っている人物である。
しかし、この山形国際ムービーフェスティバルでは、グランプリは何度か挑戦されたが取れなかった。
昨年の準グランプリ受賞の後に、取り組んだ今作品は、映像や演出が素晴らしかった。

第3回のYMFで準グランプリを受賞した池田圭監督が撮影を担当して臨んだ今回の作品。

是非、魅力ある次回作の企画プロットを出して欲しい。

多くの才能が、雪に埋まらずに、いつかすくすくと育って、日本の映画界を背負っていって欲しい!

多くの応募者の方々にも心から感謝している。

そして、是非、来年も応募して、未来へ突き抜けて欲しいと願わずにはいられない。

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