YMF2023レポート
映画祭2日目は招待作品『白昼の死角』の上映からスタートです。
舞台挨拶に登場したのは、YMFのコンペティションで審査委員長も務める村川透監督。シネマパーソナリティの荒井幸博さんにもご参加いただき、当時のお話をたくさんお聞きすることができました。レジェンド俳優たちの当時の撮影の様子に驚きの連続!貴重なお話をありがとうございました。
続いては、招待作品『せかいのおきく』の上映と舞台挨拶です。
舞台挨拶には阪本順治監督にご登壇いただきました。寺子屋で子供たちに読み書きを教えている主人公おきく、そして汚穢屋の中次と矢亮…。独特な着眼点と魅力的なキャラクターが登場する本作品については、そのこだわりや様々な演出について教えていただきました。
一方、YMFのコンペティションで最終ノミネート作品に選出された10作品が上映されているシアター7番では、ノミネート監督たちのトークショーが行われました。MCは山形県住みます芸人で、本人も大の映画好きである水口靖一郎さんです。
作品のコンセプトやグランプリを受賞したらどんな作品を撮りたいかなど、1人1人から様々な想いを語っていただきました。参加いただいた監督の皆さん、ありがとうございました!
続いての招待作品『キリエのうた』の上映と舞台挨拶に移ります。
7年ぶりにYMFにご来場いただいた岩井俊二監督。舞台挨拶では、作中に流れる様々な「歌」「音楽」についてのこだわりや演出、主演をつとめたアイナ・ジ・エンドさんの魅力など、映画がより深く楽しめる様々なお話を聞かせていただきました。
そして、YMF2023表彰式です。YMF審査委員、特別顧問、映画監督、役者の皆様、配給会社や各協力企業の皆様など、映画関係者が全国から集まり、グランプリが決定する瞬間です。
今年の映画祭には、スペシャルMCとして女優でタレントの橋本マナミさんにご参加いただきました。
「才能よ、雪に埋もれるな。」をテーマに、若手クリエイター支援のためのスカラシップ制度を設けている本映画祭。今年は全国から296作品の応募があり、その中から10作品が最終ノミネート作品として選出されました。この日、審査委員による最終選考会が行われ、各賞が決定!いよいよ発表です!
受賞結果は以下の通りとなりました!
☆グランプリ
「フューチャー!フューチャー!」 山本ヨシヒコ監督 眞鍋海里総監督
★準グランプリ
「Shoe Lover」 松本サキ監督
■船越英一郎賞(最優秀俳優賞)
「-Perfect・Nervous-」 髙石あかりさん
■審査委員特別賞
「五時のメロディ」 岩田隼之介監督
■観客賞
「フューチャー!フューチャー!」 山本ヨシヒコ監督 眞鍋海里総監督
■脚本賞
「The Right Combination」 坂部敬史監督
■村川透監督賞
「KUTSUYA」 武田成史監督
■U-NEXT賞
「空と白と波と母」 西山裕之監督
■入選
「回復タイム」 山口智誠監督
■入選・東北ケーブルテレビネットワーク賞
「まるで惑星」 シェークMハリス監督
■入選・日本テクトホールディングス賞
「自転車にのって」 田中聡監督
■入選・NID東北賞
「-Perfect・Nervous-」 佐野大監督
グランプリを獲得した「フューチャー!フューチャー!」の山本ヨシヒコ監督・眞鍋海里総監督は、「見てる人を絶対楽しませたいという気持ちで作った映画なので、このような素晴らしい賞が取れてよかった。」「自分が妄想や想像をすることの喜びやパワーを映画から学んだように、自分も妄想や想像をすることのパワーを、映画を通じて発信していきたい。」と、胸中を語りました!山本ヨシヒコ監督・眞鍋海里総監督おめでとうございます!
準グランプリとなったのは松本サキ監督の『Shoe Lover』。船越英一郎賞(最優秀俳優賞)には
『-Perfect・Nervous-』に出演した髙石あかりさんが選ばれました。
受賞された皆さん、本当におめでとうございます!
表彰式終了後には、ムービーオンやまがたのロビーにてレセプションパーティーが開催されました。
一般の方も映画関係者も監督も役者も、みんなが交流できる貴重な瞬間で、4年ぶりの開催となるパーティーに皆さん時間を忘れて大盛り上がり!ここで生まれた新たな出会いから、次のストーリーが生まれたり…。人との交流も映画祭の醍醐味ですね!
ということでYMF2日目も大盛況!
明日はいよいよ最終日です!