YMF2018レポート

山形国際ムービーフェスティバルYMF

映画祭2日目のスタートを切ったのは『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』3・4話上映と、ジミー大西さんの舞台挨拶です!

ジミーさんは昨日に引き続いてのご登場!
明石家さんまさんの運転手をやっていたこともあるジミーさん。
「若(さんまさん)の話が音楽に聞こえるくらい、ずっと喋っている。眠たくなってくる(笑)」と、プライベートでも変わらないさんまさんの様子を教えてくれました!

また、作品のために書き下ろしたという劇中に登場する月のイラスト。この月の声(ナレーション)として、ジミーさんが出演しています。
3ヶ月の製作期間を経て完成したそうですよ!

続いては、山形県天童市が発祥の地であり、明治から昭和にかけて人気を集めた「女相撲」に光をあてた
山形ゆかりの映画『菊とギロチン』の上映&舞台挨拶です。

何度もこの映画祭にお越しいただいている瀬々敬久監督。
「20代にギロチン社のことを知り、さらに30代で知った女相撲と組み合わせたら凄い映画が出来るんじゃないかと思った」と、構想約30年に渡る本作の製作に至るまでを語りました。
主演の花菊を演じた木竜麻生さんは「実際に稽古を2ヶ月半〜3ヶ月くらいしっかりやったので、階段が登れなくなったり(笑)すごく大変だった」と撮影の苦悩をお話されていました。

また、本作で俳優デビューとなった寛一郎さんは、監督の厳しくも愛ある指導を振り返っておられました。
さらに、劇中で美しい歌声を披露した仁科あいさん。なんと木竜さんと一緒に「いっちゃな節」を会場で生披露!
また、特別にサイン会も行われました。監督・出演者のみなさん、貴重なお話・歌をありがとうございました!

2日目最後の招待作品は、本映画祭で世界初公開となる『雪子さんの足音』プレミア上映&舞台挨拶です。

なんと昨日完成したという本作!
浜野佐知監督自身もドキドキされながら上映をご覧になられたそうです。
主演の吉行和子さんは「“いい人”の役が凄く多くて(笑)とんでもない人をやりたいと思っていた」と、主役である雪子さんを演じたきっかけを語りました。

また、浜野監督は「去年、吉行さんから『とんでもないおばあさんの役がやりたい』とメールが来て(笑)そこから原作を探しました。
また、菜葉菜さんは前作で出演頂いたときから惚れ込んでいた。小野田さん役は菜葉菜さんしかいないと思った。
寛一郎さんは“受け”の演技が凄く上手い俳優さん。女優二人の魅力が引き出されたいい演技だった」
と、出演者の皆さんを絶賛していました!
監督・出演者の皆さん、ありがとうございました。

また、ムービーオンやまがた近くの県道では、
東北芸術工科大学 企画構想学科の学生さん達を中心とした「山形スマートドライバー」の皆さんの姿もありました。
「思いやりの力で事故を減らす」をコンセプトに、山形の交通安全の啓発活動を行っている団体です。

そして、いよいよYMF2018ノミネート作品の表彰式。
ドラマ、コメディ、ホラー、アニメなど様々なジャンルの中からグランプリに輝いたのは…

東海林毅監督『老ナルキソス』でした!

ゲイでナルシストな老絵本作家の恋を描いたこの作品。
東海林監督は、
「万人受けする作品ではないが、このような賞が獲れて嬉しいです」と、率直に喜びを語りました。
東海林監督、おめでとうございます!

また、準グランプリは永井和男監督『霞立つ』が、
船越英一郎賞(最優秀俳優賞)は『CARPE DIEM』柿本朱里さんが獲得しました。

受賞された皆さん、おめでとうございます!(詳しい受賞結果はこちらよりご覧いただけます)

表彰式のあとは、ロビーでのレセプションパーティー!
様々な作品の監督、俳優の皆さんが交流を楽しんでいる様子でした。

アンダーグラフ・ボーカルの真戸原さんのご厚意で
急遽『ツバサ』『まだ見ぬ世界を映しながら』の弾き語りを披露してくださいました!
真戸原さんの素敵な歌声に、会場全体がひとつになりました。

また、活動を行っていた「山形スマートドライバー」学生チームの皆さんも駆けつけ、活動紹介や安全運転の啓発を行いました。

いよいよ明日は最終日!
最終日も内容盛り沢山でレポートいたします!

第14回山形国際ムービーフェスティバル開催概要はこちら