YMF2024レポート

山形国際ムービーフェスティバルYMF

YMF3日目は、招待作品『最も危険な遊戯』の上映と舞台挨拶からスタートです。

『最も危険な遊戯』舞台挨拶 『最も危険な遊戯』舞台挨拶

舞台挨拶には村川透監督に登壇いただきました。1978年に公開された今作が46年の時を超え、大きなスクリーンで上映され、監督自身も大変感動しておりました!撮影当時の裏話や映画に対する熱い思いをたっぷりと語っていただきました。


続いて、招待作品『52ヘルツのクジラたち』の上映と舞台挨拶が行われました。

『52ヘルツのクジラたち』舞台挨拶 『52ヘルツのクジラたち』舞台挨拶

舞台挨拶には成島出監督に登壇いただきました。虐待やヤングケアラーなど重い社会問題を取り上げている今作、撮影にはアナモルフィックレンズという画面に歪みが生まれる特殊なレンズを使用し、登場人物たちが抱える複雑な心境を映像で表現、また少年役の桑名桃李さんはもともとヘアドネーションのために髪を伸ばしており、作中の髪を切るシーンでは実際に桑名さんの自毛を使用したとのことです。


続いて、2025年1月31日(金)劇場公開される『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』スペシャルトークショーです。

『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』スペシャルトークショー 『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』スペシャルトークショー
『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』スペシャルトークショー 『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』スペシャルトークショー 『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』スペシャルトークショー

今回のスペシャルトークショーでは、エグゼクティブプロデューサーの溝口勇児さん、主演の木下暖日さん、映画に出演された格闘家のTERUさんが登壇しました。エグゼクティブプロデューサーの朝倉未来さんと話し合いながら映画を制作するに至った経緯や豪華キャストと共演した撮影現場の様子など盛りだくさんの内容で大変にぎやかなトークショーとなりました!また、今作に対しては「最高自信作」「見て後悔させない」「人生で悩んだりつまづいたりしている人にとって光となるような作品」とコメントをいただきました。映画公開が楽しみですね!


最後の招待作品となったのは『アイミタガイ』です。舞台挨拶には草野翔吾監督、中村蒼さんに登壇いただきました。

『アイミタガイ』舞台挨拶
『アイミタガイ』舞台挨拶 『アイミタガイ』舞台挨拶

市井昌秀さんがが脚本の骨組みをつくり、2020年に他界した佐々部清監督が温めていた企画をもとに、草野監督が指揮をとった作品ということで、草野監督は初めはプレッシャーを感じていたそうです。 また、中村蒼さんはオファーを受けた際、佐々部清監督に恥じないように取り組もうと今作に臨んだと、作品に対する思いを語ってくれました。さらに、主演を務めた黒木華さんからサプライズでメッセージが届き、会場が盛り上がりを見せました。


さて、いよいよ映画祭も最後のプログラム!YMFフィナーレです。
壇上には、YMFアンバサダーの菜 葉 菜さん、アンダーグラフ 真戸原直人さん、舞台挨拶でご来場いただいた風間太樹監督や成島出監督、特別顧問の行定勲さん、條々淳さん、審査委員の奥田誠治さん、古賀俊輔さんなどがご登壇されました!

YMF2024フィナーレ YMF2024フィナーレ

フィナーレでは、アンダーグラフ 真戸原直人さんによるスペシャルライブが行われ、
YMFとの繋がりの足がけとなった「ユビサキから世界を」、今年山形のプロバスケットボールチーム「山形ワイヴァンズ」のために書き下ろしされた「wyverns ペネトレイト」、YMFテーマソング「まだ見ぬ世界を映しながら」の3曲を弾き語りで披露し、大団円で幕を閉じました。

YMF2024フィナーレ YMF2024フィナーレ

YMF2024、お楽しみ頂けましたでしょうか?映画三昧、あっという間の3日間でした。

2005年、山形市七日町の「シネマ旭」という小さな映画館から始まったYMFも今年で20回目の開催。たくさんの方々にご協力いただいた中、多くの皆様にご来場頂き、本年も無事閉幕いたしました。来年もまたこの場所でお会いできる事を心より楽しみにしております。

山形国際ムービーフェスティバル開催概要はこちら