YMF2019レポート

11/8(金)・9(土)・10(日)の3日間、
ムービーオンやまがたで山形国際ムービーフェスティバル2019(YMF2019)が今年も開催されました。
招待作品『閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー』の上映、舞台挨拶から映画祭はスタート!
原作は精神科医帚木蓬生の山本周五郎賞受賞作品『閉鎖病棟』。
丸善お茶の水店の「感動のあまりむせび泣きました…」というPOPが共感を呼んだ累計85万部を超える作品です。
大阪府出身の主演、笑福亭鶴瓶さんは、
「役者が決まる前は、手紙には何の役者なのか書かれていないし、事務所の人からも言われなく届いた台本を見たら『役者:死刑囚』って書いてありましたよ」「綾野さんや小松さんなど出演者の方がとてもいい子でした」と、演じる前のストーリや、出演者について語っていました。


また、主題歌を作詞・作曲したKさんは「最初は原作から読ませて頂いて、素直に身近な人の話だなと感じた」「撮影現場を何度も見させていただいて実際のその場の雰囲気を感じた」と語っていました。
お二人の掛け合いに、会場からは笑いが漏れていました!
舞台挨拶の後に、本映画祭のオープニングセレモニーが行われました。
セレモニーでは、吉村和文YMF運営委員長のほか、YMFアンバサダーであり映画祭に深く関わっていただいた菜葉菜さん、結城貴史さんよりご挨拶を頂きました。

会場はそのまま、清水崇監督最新作『犬鳴村』トークショーに移ります。
この映画は、福岡県に実在していたと言われている地元では知らない人のいない心霊スポット犬鳴村をテーマに、世界が認める日本最恐の監督・清水崇(『呪怨』 『THE JUON/呪怨』)がメガホンを取っています。

スクリーンには、今日のために用意された映像が流され、助監督の細すぎる設定集の話や、絵コンテ、制作途中の本編など、ここでしか観れない、聞けない内容が盛りだくさんのトークショーでした!
2020年2月7日(金)に公開ですので是非ご覧下さい!
清水崇監督、ありがとうございました!
続いては、東北芸術工科大学企画構想学科2年生による『オトナルヤマガタ つながるオト、つながる人。』の舞台挨拶が行われました。
東北芸術工科大学企画構想学科の皆さんからは、
「イベントは一日だけだったが、その中で沢山の方に協力していただき、無事成功することができました」「ニュースで近所の方やバイトの先輩などが、見たよと言ってくれて嬉しかった」と、イベント当日の思い出やイベントにあたっての企画について語っていました。

初日最後の上映・舞台挨拶となったのは、招待作品『チア男子!!』。
風間太樹監督は、山形国際ムービーフェスティバル2013で初監督映画「Halcyondays」が入選しました!
この作品は、当時、東北芸術工科大学の学生だった風間監督が仲間と共に山形で作り上げた作品だったそうです。
その後、数々の短編映画を作り、
今回の「チア男子!!」は、初の長編デビュー作品です!


舞台挨拶では、
「『チア男子!!』を映画祭で舞台挨拶として呼ばれるのは初めてで大変嬉しい」「今まで40分ぐらいの作品を作ってきたが、デビュー作が長編だったので出来上がりの際のリズムが難しかった」など映画が出来上がるまでの思い出を語っていました。
YMF2019はまだまだ続きます!