女優 原田ヒサ子

作品概要

女優 原田ヒサ子 山形初上映
11月10日(日)17:25~

制作・撮影・編集・監督:原田美枝子
出演:原田ヒサ子 石橋大河 Emanuelle Ishibashi 優河 石橋静河 Eita 荒木美智子 原田美枝子
挿入歌:優河「瞬く星の夜に」

身体は移ろいゆくものだけど、心は、何を残すのだろう。原田ヒサ子 89歳 女優デビュー。

 女優の原田美枝子の母、原田ヒサ子。認知症が進んで一人暮らしができなくなり、今は、介護施設でお世話になっている。数年前、体調を崩して入院した。病院のベッドで母が突然、こう言った。『私ね、15の時から女優をやってるの。』私はとても驚いてしまった。何故なら、15の時から女優をやっているのは、母ではなく、私なのだから。
 母、ヒサ子は、昭和4年生まれ、10代で第二次世界大戦を経験し、20代でオフセット印刷工の喜代和と結婚。高度成長期には、パートで働きながら3人の子供を育ててきた。
 子供は、親の気持ちなど知らずに育つ。親は、子供と一心同体になって生きてきた。我が事のように、娘の人生を語る母。”女優”とは? その苦労とは?”私”は、ふと思い立つ。”母”を女優として、ワンカットでも撮影して、映画として公開したら、”母”は”女優”になれる、と。母の中に、女優として生きてみたかったという思いがあったとするなら、その夢を現実にしてみよう。母に育ててもらった娘と孫たちが、”おばあちゃん”を、”女優” として撮影する。そして、カメラが映し出したのは、、、、。

舞台挨拶

原田美枝子

原田美枝子
1974年、映画『恋は緑の風の中で』デビュー以降、映画・ドラマ・舞台と幅広く活躍。1976年『大地の子守歌』『青春の殺人者」で主演し、10代でキネマ旬報主演女優賞など9つの映画賞受賞、その才能を高く評価される。1985年黒澤明監督『乱』に抜擢。その後も『火宅の人』『雨あがる』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、『愛を乞うひと』で同最優秀主演女優賞など受賞歴多数。現在、10月から放送の日本テレビ土曜ドラマ「俺の話は長い」に出演中。

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