スパイの妻

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作品概要

スパイの妻
11月13日(金) 18:30~

監督:黒沢清
出演:蒼井優 高橋一生 東出昌大 坂東龍汰

黒沢清監督が初めて挑む歴史の闇

 1940年、神戸で貿易会社を営む優作は、赴いた満州で、恐ろしい国家機密を偶然知り、正義のため、事の顛末を世に知らしめようとする。満州から連れ帰った謎の女、油紙に包まれたノート、金庫に隠されたフィルム…妻・聡子の知らぬところで別の顔を持ち始めた夫、優作。それでも、優作への愛が聡子を突き動かす。 太平洋戦争開戦間近の日本。正義、欺瞞、裏切り、信頼、嫉妬、幸福。相反するものに揺られながら、抗えない時勢に夫婦の運命は飲まれていく。  

舞台挨拶

黒沢清

黒沢清
1955年兵庫県出身。大学時代から8ミリ映画を撮り始め、『スウィートホーム』(88)で初めて一般商業映画を手掛ける。『回路』(00/カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞)『アカルイミライ』(02/カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品)『叫』(06/ヴェネチア国際映画祭正式出品)『トウキョウソナタ』(08/カンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞・第3回アジア・フィルム・アワード作品賞)『岸辺の旅』(14/カンヌ国際映画祭ある視点部門監督賞受賞)『クリーピー偽りの隣人』(16/ベルリン国際映画祭正式出品)『散歩する侵略者』(16/カンヌ国際映画祭ある視点部門正式出品)など、国内外で高い評価を受ける。本作『スパイの妻』では、第77回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)受賞。

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