©室蘭映画製作応援団2020
モルエラニの霧の中
<2021年2月6日(土)公開・新作>
11月13日(金) 14:00~
監督・脚本:坪川拓史
出演:大杉漣 大塚寧々 水橋研二 菜 葉 菜
霧の街の小さな自画像 ~七つの記憶の物語~
“モルエラニ”とは、北海道の先住民族であるアイヌ民族の言葉で、小さな坂道をおりた所という意味で、“室蘭”の語源のひとつと言われる。室蘭に暮らす坪川拓史監督が、街で出会った人々から聞いたエピソードを元に7話連作形式の脚本を執筆。エピソードに登場する本人も出演しながら撮影された<街の自画像>のような映画。春夏秋冬の美しい風景、ノスタルジックな映像、子どもたちの歌声、消えゆく建物…移り変わる時代の中、地方都市に生きる人々の姿が、優しく慈しむような眼差しで紡がれていく。
坪川拓史
1972年北海道室蘭市に生まれ長万部町に育つ。
「美式天然」(トリノ国際映画祭グランプリ&最優秀観客賞受賞)「アリア」「掌の小説〜日本人アンナ」「ハーメルン」などを監督。2011 年室蘭へ帰郷。5 年をかけ2019年に完成した本作は、第43回サンパウロ国際映画祭国際長編部門出品、第25回函館港イルミナシオン映画祭オーディエンスアワード(観客賞)を受賞。
菜 葉 菜
映画「YUMENO」(05)で鮮烈デビュー。園子温監督「夢の中へ」、山田篤宏監督「ハッピーエンド」、瀬々敬久監督「ヘヴンズストーリー」「64-ロクヨン」、滝田洋二郎監督「ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~」、浜野佐知監督「雪子さんの足音」など多数出演。「どんづまり便器」でゆうばり国際ファンタスティック映画祭最優秀女優賞、「赤い雪Red Snow」(甲斐さやか監督)では2019Los Angeles Japan Film Festival最優秀俳優賞を受賞。