村川 透
映画監督/YMF審査委員長
山形県村山市出身。1960年日活演出部入社、石原裕次郎、小林旭、浅丘ルリ子、吉永小百合、高橋英樹、渡哲也らの主演作などに助監督として関わり、1972年『白い指の戯れ』で監督デビュー。TV「大都会」「西部警察」、松田優作主演『最も危険な遊戯』『殺人遊戯』『処刑遊戯』の『遊戯』シリーズ、TV「探偵物語」『白昼の死角』『蘇える金狼』『野獣死すべし』、TV「あぶない刑事」、映画『もっともあぶない刑事』『あぶない刑事リターンズ』『さらば あぶない刑事』、TV「十津川警部シリーズ」「おみやさん」「鉄道捜査官」「越境捜査」、東山紀之主演「棟居刑事」など多数を監督。
船越 英一郎
俳優
1960年神奈川県生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業後、82年にドラマ「父の恋人」でデビュー。民放全局に2時間ドラマの主演シリーズを持ったことから「2時間ドラマの帝王」と呼ばれる。主な映画作品には『マリと子犬の物語』『ウルルの森の物語』『白夜行』『県庁おもてなし課』『ヒーローマニア-生活-』『デスノートLight up the NEW world』『Infini-T FORCE』など。連続ドラマでは、「黒い十人の女」(日本テレビ/読売テレビ)で主演の後、「Missデビル人事の悪魔・椿眞子」(日本テレビ)、「トレース科捜研の男」(フジテレビ)、「クロサギ」(TBS)、主演作では、35周年を記念した特別企画ドラマ「船越英一郎殺人事件」(フジテレビ)、NHK BS時代劇ドラマ「赤ひげ」「赤ひげ2」「赤ひげ3」「赤ひげ4」、「警視庁考察一課」(テレビ東京)、「テイオーの長い休日」(東海テレビ)など。今秋、芸能生活41年目で初めての舞台「赤ひげ」を明治座で行う。
林 郁
株式会社デジタルガレージ 代表取締役 兼
社長執行役員グループCEO/
株式会社カカクコム 取締役会長
1995年に株式会社デジタルガレージを共同創業、代表取締役社長に就任。一貫してインターネットを軸に、常に新たな事業・サービスの創造に向け事業を展開。現在、株式会社カカクコムを含む国内外30社超のデジタルガレージグループのCEOとして、決済事業やマーケティング事業に加え、世界中のスタートアップに対する投資・育成事業、メディア事業、オープンイノベーション型の研究開発組織の運営等をグローバルで推進している。
古賀 俊輔
映像プロデューサー/
株式会社ザフール 代表取締役
2007年「creative platform」をコンセプトに映像プロデューサー集団・ザフールを設立。主なプロデュース映画は『私立探偵濱マイク』劇場三部作とTV連続ドラマ、『おしん』(冨樫森監督)、Netflixドラマ「火花」(廣木隆一総監督)、『ナラタージュ』(行定勲監督)、『パンク侍、斬られて候』(石井岳龍監督)、『多十郎殉愛記』(中島貞夫監督)、『#ハンド全力』(松居大悟監督)、『劇場』(行定勲監督)、『ばるぼら』(手塚眞監督)、『Pure Japanese』(松永大司監督)、『ひとりぼっちじゃない』(伊藤ちひろ監督)、『母性』(廣木隆一監督)、『遠いところ』(工藤将亮監督)、『OUT』(品川ヒロシ監督)など。待機作は、『ラストターン〜福山健二71歳、二度目の青春』(久万真路監督・岩城滉一主演)、『Play!〜勝つとか負けるとかは、どーでもよくて』(古厩智之監督・奥平大兼&鈴鹿央士、W主演)。
紀伊 宗之
株式会社K2Pictures CEO/プロデューサー
東映映画興行入社後、広島大阪での劇場勤務を経て、株式会社ティジョイに出向。番組編成及び運営責任者として勤務し、新規の劇場の開業にも従事する。その後エンタテイメント事業部長として『放課後ミッドナイターズ』(11)のプロデュースや『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(12)等を配給。また国内初のライブビューイング事業を立ち上げ軌道に乗せる。14年に東映株式会社に異動。『幕が上がる』(15) 、『リップヴァンウィンクルの花嫁』(16) 、『孤狼の血』(18) 、『犬鳴村』(20) 、『樹海村』(21) 、『シンエヴァンゲリオン劇場版』(配給担当:21) 、『孤狼の血LEVEL2』(21)、『牛首村』(22)、『シン仮面ライダー』(23)、『忌怪島』(23)、『リボルバー・リリー』(23)、『キリエのうた』(23.10.13公開、現在上映中)など。2023年、株式会社K2Pictures 設立。
奥田 誠治
松竹株式会社 エグゼクティブプロデューサー/
社団法人映画テレビプロデューサー協会会長
1956年福島県会津生まれ。1980年日本テレビ入社。『風の谷のナウシカ』の放送が縁で宮﨑駿監督・鈴木敏夫プロデューサーと知り合い、『魔女の宅急便』(89)から『思い出のマーニー』(14)までのジブリ作品に参加。
アニメ作品は押井守『イノセンス』他、細田守『サマーウオーズ』他。実写作品は、『桜の園』『家なき子』『あぶない刑事リターンズ』以降のあぶ刑事シリーズ、『金田一少年の事件簿上海魚人伝説』『サトラレ』『キューテイーハニー』『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ(05~)、『DEATH NOTE』シリーズ (06~)、『かもめ食堂』『20世紀少年』シリーズ(08~)、『太平洋の奇跡フォックスと呼ばれた男』(11)、『杉原千畝』(15)、『海賊とよばれた男』(16)、『DESTINY 鎌倉ものがたり』(17)、『キネマの神様』(21)、『峠最後のサムライ』『耳をすませば』(22)、『あの花が咲く丘で君とまた出会えたら』(23)など。
石垣 裕之
株式会社WOWOW事業局
クリエイティブオフィサー(役員待遇)
広告会社・FM局などを経て現職。音楽番組を長く担当。事業局にて映画製作・イベントなど統括。2022年8月には山形市で武部聡志・MIWA・岸谷香らとTIMELESS SESSIONSというコンサートを2021年に引き続き開催。映画製作はWOWOW FILMSとして、本映画祭の審査委員 船越英一郎もご出演の『白夜行』(11)、沢尻エリカ主演『ヘルタースケルター』(12)などのエグゼクティブプロデューサー。2023年5月公開「最後まで行く」など製作。
稲葉 豊
株式会社ユーズミュージック
代表取締役社長
1963年東京生まれ。株式会社インテリジェンス(現パーソルホールディングス株式会社)常務取締役、株式会社USEN常務取締役を経て、現在、株式会社ユーズミュージック代表取締役社長。楽曲の著作権管理・開発、アーティストや作曲、作詞家のマネジメント等に携わる。ほか、株式会社USEN-NEXT HOLDINGS顧問 ライツ&コンテンツ管掌、株式会社USEN顧問、キャンシステム株式会社取締役、日本音楽出版社協会会長、日本音楽産業・文化振興財団副理事長、日本音楽著作権協会(JASRAC)理事。
松田 美由紀
女優/写真家
東京都出身。16歳からモデル活動を開始し、映画『金田一耕助の冒険』(大林宣彦監督/‘79)でスクリーンデビュー。主な出演作品に、映画『2つ目の窓』(‘14/河瀬直美監督/第67回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品)、『ちはやふる上の句・下の句/ 結び』(‘16/‘18/小泉徳宏監督)、『見えない目撃者』(‘19/森淳一監督)等。『祈り人』(主演:早乙女太一/ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2021「Discover Beautyプログラム」上映作品)では映像監督を務めた。
近作に、ドラマ「僕の手を売ります」(脚本・監督:冨永昌敬/2023年10月27日(金)FOD、Amazon Prime Videoにて配信開始)等がある。
吉村 和文
株式会社東北ケーブルテレビネットワーク
代表取締役社長/
株式会社MOVIE ON 代表取締役社長/
YMF運営委員長
1992年ケーブルテレビ山形(現・ダイバーシティメディア)設立。代表取締役専務を経て、2011年代表取締役社長に就任。2004年老舗映画館を引き継ぎ、映画興行会社MOVIE ONを設立、代表取締役社長に就任。2008年東北最大級のシネマコンプレックス・ムービーオンやまがたをオープン。2006年東北ケーブルテレビネットワーク代表取締役社長、2014年プロバスケットボールチーム パスラボ山形ワイヴァンズ代表取締役社長に就任。日本映像学会正会員。日本映像事業協会東北支部長。山形県興行生活衛生同業組合理事長。東海大学山形高等学校理事長。バーチャルシティやまがた代表取締役社長。モンテディオ山形取締役。
小山 薫堂
放送作家/脚本家/京都芸術大学副学長
1964年6月23日熊本県天草市生まれ。日本大学芸術学部放送学科在籍中に「11PM」で放送作家としての活動を開始。「料理の鉄人」「カノッサの屈辱」など斬新なテレビ番組を数多く企画。脚本を担当した映画『おくりびと』で第32回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第81回米アカデミー賞外国語部門賞、第60回読売文化賞を獲得。2023年春、企画・脚本を手掛けた映画『湯道』が公開。執筆活動の他、地域・企業のプロジェクトアドバイザー、下鴨茶寮主人などを務める。2025年大阪・関西万博ではテーマ事業プロデューサーを務める。熊本県のPRキャラクター「くまモン」の生みの親でもある。
行定 勲
映画監督
1968年熊本県出身。2000年『ひまわり』が、第5回釜山国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞。翌年『GO』で第25回日本アカデミー賞最優秀監督賞。2004年『世界の中心で、愛をさけぶ』が大ヒットを記録。以降、『北の零年』『春の雪』(05)、『クローズド・ノート』(07)、『今度は愛妻家』(10)、『パレード』(10/第60回ベルリン国際映画祭パノラマ部門・国際批評家連盟賞受賞)、『真夜中の五分前』(14)、『ピンクとグレー』(16)、『うつくしいひと』(16)、『うつくしいひと サバ?』(17)、『ナラタージュ』(17)、『リバーズ・エッジ』(18/第68回ベルリン国際映画祭パノラマ部門・国際批評家連盟賞受賞)、『劇場』(20)『窮鼠はチーズの夢を見る』(21)など。最新作は、長浦京原作『リボルバー・リリー』(2023年公開)。
増岡 厳
日本テクトホールディングス株式会社
代表取締役社長
1986年北里大学卒業。ダイセーグループ常務取締役、米国FedEX社日本法人役員を経て、1991年に経営コンサルティングの日本テクトを設立。医療系システム事業の認知症検査領域、産婦人科経営支援領域ではTOPシェア展開を果たす。現在は日本テクトホールディングス代表取締役社長として新規事業支援のほか、医療法人理事、公益社団法人顧問、会社役員などを受任、武道や海洋による児童教育にも携わっている。
加藤 正人
脚本家/シナリオ作家協会理事
1954年秋田県出身。 『雪に願うこと』で第61回毎日映画コンクール脚本賞受賞。『クライマーズ・ハイ』(08)、『孤高のメス』(10)、『ふしぎな岬の物語』(14)で、それぞれ日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞。その他『日本沈没』(06)、『天地明察』(12)、『エヴェレスト神々の山嶺』(16)、『彼女の人生は間違いじゃない』(17)、『凪待ち』(19)、又吉直樹原作のNetflix配信ドラマ「火花」、『Gメン』(23)など。『水の中の八月』で、第15回モンス国際映画祭(ベルギー)最優秀脚本賞受賞。
ウィリアム・アイアトン
アイアトン・エンタテインメント株式会社
代表取締役
ワーナーエンターテイメントジャパン、前身のワーナー・ブラザース・ピクチャーズ・ジャパンに26年間在籍、2006年よりCEOとして、映画製作、配給、テレビ作品配給など全ての事業を統率。その前はマネージング・ディレクターとして、『マトリックス』3部作、『ハリー・ポッター』シリーズ、『ラストサムライ』、『硫黄島からの手紙』などを成功に導いた。ワーナー・ブラザースによる日本映画の製作も開始し、『るろうに剣心』3部作、『パラダイス・キス』、『最後の忠臣蔵』、『許されざる者』日本語リメイクなどの製作も主導。
大和田 廣樹
プロデューサー/脚本家/
株式会社ドリームキッド 代表取締役社長
大学卒業後、JRグループの新規事業を行う会社に入社。1996年インターネット総合研究所を設立。1999年12月東証マザーズ1号となる。2002年ブロードバンドタワーを設立し社長に就任。2005年大証ヘラクレスに上場。2019年からはECBOスクエア代表取締役会長。映画のプロデューサーとしても『松ケ根乱射事件』(07)、『ぐるりのこと。』(08)、『THE CODE/暗号』(09)、日台合作映画『南風』(14)、『ディストラクション・ベイビーズ』(16)、『癒しのこころみ~自分を好きになる方法~』(20)、『BOLT』(20)、『シェアの法則』(23)、『市子』(23)などを製作。海外にも拠点を作り台湾ドラマ「Mulan on the Run」でプロデューサーと脚本も担当している。2024年には、アメリカとの合作映画も控えている。
條々 淳
ソニーマーケティング株式会社
B2Bソリューション営業部
シネマ営業課
大学卒業後、映画館を軸とした広告代理店にてシネマ広告・タイインプロモーションを担当し、海外での新規事業開発に従事。その後、英国にてMBAを取得し、英国エクスペリアンジャパン:日本法人にて、インターネットを軸としたCRM事業を担当。2014年より、最新技術を用いたエンタメビジネスの開発に従事。シネマ・ゲーム・アミューズメントを軸に、MX4Dシネマ、VR4Dアトラクション、Hapticsなど、ハード/ソフトを組み合わせた体験型ビジネスの開発を担当。近年はソニーも参入したドローン「Airpeak」のPLとして空撮などの映像手法の拡大を機器からサポート。
村松 秀信
株式会社東映エージエンシー 代表取締役社長
大阪府出身。近畿大学法学部卒業。1984年東映株式会社入社。関西支社長代理、本社映画営業部長、執行役員映画営業部長、2012年取締役に就任。2016年6月より取締役 企画調整部長として、数々の企画・製作を手掛ける。2022年6月東映エージエンシー 代表取締役社長就任。2022年7月より兼務にて東映株式会社顧問就任。2014年日本アカデミー賞協会実行委員長、2020年日本アカデミー賞協会事務局長、2022年11月より日本アカデミー賞協会顧問就任。
関口 大輔
ワーナーブラザース
制作統括
埼玉県出身。ニューヨーク大学ビジネス・スクール卒。 『ウォーターボーイズ』の矢口史靖監督と再び組んだ山形県でのロケーション作品『スウィングガールズ』を制作。そのほかフジテレビ在籍時代に制作した作品として『それでもボクはやってない』(エランドール賞受賞)『SP The Motion Poicure』シリーズ、「リッチマン、プアウーマン」など多数の映画やドラマを手掛ける。ワーナーブラザース移籍後には、『余命10年』や『母性』などを手がけている。海外で話題となった福島原発を描いた『The Days』がNetflixで世界配信中。来年は、「はたらく細胞」など大型映画の公開が予定されている。
中山 ダイスケ
現代美術家/アートディレクター/
株式会社daicon代表取締役/
東北芸術工科大学 学長
アート分野では、コミュニケーションを主題に多様なインスタレーション作品を発表。1997年より文化庁などの奨学生として6年間、ニューヨークを拠点に活動。第一回岡本太郎記念現代芸術大賞準大賞など受賞多数。1998年台北、2000年光州、リヨンビエンナーレの日本代表。デザイン分野では、舞台美術、ファッションショー、店舗や空間、商品や地域のプロジェクトデザイン、コンセプト提案などを手がける。2007年より東北芸術工科大学グラフィックデザイン学科教授、2018 年より学長。
本多 利彦
株式会社U-NEXT 取締役 COO
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社ブエナ・ビスタ・インターナショナル テレビジョン部を経て、2006年ワーナーエンターテイメント ジャパン株式会社(現:ワーナー ブラザース ジャパン合同会社)インターナショナル・テレビジョン部入社。主にデジタル配信ビジネスに従事。2016年、20世紀フォックスホームエンターテイメント(カリフォルニア州ロサンゼルス)アジア太平洋(APAC)地域にて、Head of Digital Distributionとして、デジタルライセンスビジネスを統括。2019年9月より現職に就任。