©2018 「菊とギロチン」合同製作舎
菊とギロチン R15+
11月10日(土)11:50~
監督 瀬々敬久
出演 木竜麻生 東出昌大 寛 一 郎 韓英恵 渋川清彦 山中崇 井浦新
大西信満 嘉門洋子 大西礼芳 山田真歩 嶋田久作 菅田俊
時代に翻弄されながらも<自由>を求めて疾走する
若者たちの辿り着く先は-?
大正末期、関東大震災直後の日本。混沌とした社会の中、女という理由だけで困難な人生を生きざるを得なかった当時の女たちにとって、「強くなりたい」という願いを叶えられる唯一の場所だった「女相撲」の一座。様々な過去を背負った彼女たちが、少し頼りないが「社会を変えたい、弱い者も生きられる世の中にしたい」という大きな夢だけは持っている若いアナキスト・グループ「ギロチン社」の青年たちと運命的に出会う。立場は違えど、彼らの願いは「自由な世界に生きること」。次第に心を通わせていく彼らは、同じ夢を見て、それぞれの闘いに挑む――。
山形県天童市が発祥の地であり、明治から昭和にかけて人気を集めた「女相撲」に光をあてた山形ゆかりの映画。
瀬々敬久
1960年大分県出身。京都大学在学中より自主映画を作り、助監督を経て89年『課外授業 暴行』で監督デビュー。『感染列島』『ドキュメンタリー頭脳警察』『アントキノイノチ』『マリアの乳房』『ストレイヤーズ・クロニクル』『64ロクヨン前・後編』など、インディペンデントから大作まで多彩な作品を世に問う。4時間38分の大長編『ヘヴンズ ストーリー』がベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞とNETPAC賞をW受賞。2017年公開『8年越しの花嫁』が大ヒットを記録。今年は『友罪』『菊とギロチン』が公開。2019年には『楽園』公開予定。
木竜麻生
1994年新潟県出身。スカウトをきっかけに芸能界デビュー。2010年にデンソーの企業CMで注目を浴びる。その後もバンダイのドラえもんふわチョコモナカなど多数のCMに出演しCM美女として話題を呼ぶ。映画では「まほろ駅前狂騒曲」(14、大森立嗣監督)、「アゲイン」(15、大森寿美男監督)、「グッドモーニングショー」(16、君塚良一監督)などに出演。「菊とギロチン」ではヒロイン花菊役。野尻克己 初監督作品「鈴木家の嘘」でもヒロインをつとめる。
寛 一 郎
1996年・東京都出身。瀬々敬久監督『菊とギロチン』で俳優デビューを果たす。その後 廣木隆一監督『ナミヤ雑貨店の奇蹟』でメジャー映画デビューと続く。公開順序が三作品逆になったが、熊澤尚人監督の『心が叫びたがってるんだ。』が初公開作品となった。テレビドラマとしてはテレビ東京のスペシャルドラマ「ミッドナイト ジャーナル」が2018年3月にOAされた。
仁科あい
1990年、静岡県出身。主な出演作に、主演をつとめた『「超」怖い話』第3話「廃墟」(16)のほか、『家族ごっこ・貧乳クラブ』(15)、『大怪獣モノ』(16)があり、『闇金ぐれんたい』(18)ではヒロインをつとめた。TVドラマでは、『花燃ゆ』(15)、『臨床犯罪学者 火村英生の推理』(16)、『最上の命医2017』(17)等に出演し、今後の出演待機作も多数ある。『菊とギロチン』では「いっちゃな節」「相撲甚句」で歌声を披露している。