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雪子さんの足音
11/10(土)15:45~
世界初公開!新作プレミア上映
監督 浜野佐知
原作 木村紅美「雪子さんの足音」(講談社刊・第158回芥川賞候補作品)
出演 吉行和子 菜 葉 菜 寛 一 郎 大方斐紗子 野村万蔵
佐藤浩市(友情出演)
雪子さんとは、はたして誰だったのだろう。
そして、何を望んでいた?
学生時代を過ごした都市に出張してきた公務員の湯佐薫は、20年前に下宿した月光荘の大家、川島雪子が熱中症で孤独死したことを知る。教養もあって文化的な香りに憧れる大家の雪子さんと、人間関係に屈折したコンプレックスを持つ間借り人の小野田さん。大学3年の夏、二人の女性の過剰な好意と親切に窒息しそうになった日々が蘇る。 20年後の今、薫は再び月光荘を訪れようとしている。「親切で優しい大家のおばあさん」とは懸け離れた、一人の女性のリアルな闇が20年後の薫を包み、月光荘から天に続く階段を上っていく雪子さんの足音が聞こえてくる。
浜野佐知
1971年ピンク映画で監督デビュー。1984年映画製作プロダクション(株)旦々舎を設立。以後、プロデューサーを兼任、「性」を女性の側から描くことをテーマに400本を越す作品を発表。『第七官界彷徨-尾崎翠を探して』(98)、『百合祭』(01)、『こほろぎ嬢』(06)、『百合子、ダスヴィダーニヤ』(11)、『BODY TROUBLE』(14)など。2000年「第4回・女性文化賞」受賞。2002年文化庁芸術家海外派遣研修員として渡仏。2005年「アジア・ヨーロッパ交流基金」の招聘により、フランス、ドイツ、オーストリアを訪問。著書に『女が映画を作るとき』(平凡社新書)。
吉行 和子
東京生まれ。1957年舞台「アンネの日記」でデビュー。映画『にあんちゃん』(59)で毎日映画コンクール女優助演賞を受賞。『折り梅』(02)で毎日映画コンクール田中絹代賞を受賞。『愛の亡霊』(78)、『東京家族』(13)で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。主な出演映画に『百合祭』(01)、『おくりびと』(08)、『人生、いろどり』(12)、『燦燦-さんさん-』(13)、『DESTINY 鎌倉ものがたり』(17)、『家族はつらいよ』シリーズ(16~18)など。
菜 葉 菜
2005年 『YUMENO』(主演)で本格的に女優デビュー。以後、映画を中心に活躍。園子温監督『夢の中へ』、瀬々敬久監督『ヘヴンズ ストーリー』、成島出監督『孤高のメス』、浜野佐知監督『百合子、ダスヴィダーニヤ』、瀬々敬久監督『64』、廣木隆一監督『ナミヤ雑貨店の奇蹟』など多数に出演。注目の最新主演作品 甲斐さやか監督『赤い雪』が2019年公開。
寛 一 郎
1996年・東京都出身。瀬々敬久監督『菊とギロチン』で俳優デビューを果たす。その後 廣木隆一監督『ナミヤ雑貨店の奇蹟』でメジャー映画デビューと続く。公開順序が三作品逆になったが、熊澤尚人監督の『心が叫びたがってるんだ。』が初公開作品となった。テレビドラマとしてはテレビ東京のスペシャルドラマ「ミッドナイト ジャーナル」が2018年3月にOAされた。