第10回山形国際ムービーフェスティバル

日時:11/13(金)・14(土)・15(日)場所:シネマコンプレックスMOVIE ON やまがた

悼む人©2015「悼む人」製作委員会/天童荒太

作品概要

悼む人
11/14(土)14:15~

監督:堤幸彦
出演:高良健吾 石田ゆり子 井浦新 貫地谷しほり 椎名桔平 大竹しのぶ
R15+(15歳未満の方はご入場いただけません)

生きたくて、愛したくて、旅を続ける。70万部突破の直木賞受賞作、完全映画化。

地に躓き、右手を頭上に挙げて空中に漂う何かを捕らえるように自分の胸へ運ぶ。左手を地面すれすれに下ろして大地の息吹をすくうかのように胸へ運び、右手の上に重ねる。目を閉じて、何かを唱えるように唇を動かす青年…。坂築静人は、死者を「悼む」ために全国を放浪している。 家庭内暴力を受けた女性をかくまい「仏様の生まれ変わり」と言われた夫・甲水朔也を殺害し、4年の刑期を終えて出獄した奈義倖世。二度と足を踏み入れぬつもりだった東北の町を訪ね、殺害現場で朔也を「悼む」静人と出会う。
動揺する倖世に、静人は問いかける。「この方は生前、誰を愛し、誰に愛されたでしょうか?誰かに感謝されたことはあったでしょうか?」 静人の真意をいぶかる倖世は、夫を殺した事実を告げぬまま、静人と行動を共にする…。 静人=「悼む人」と、彼を巡る人々が織りなす生と死、愛と憎しみ、罪と許しのドラマの果てに予想もつかない感動が待ち受ける。

舞台挨拶

堤幸彦

堤幸彦
1955年生まれ、愛知県出身。1988年に故・森田芳光プロデュースのオムニバス映画「バカヤロー! 私、怒ってます」内「英語がなんだ」で映画監督デビュー。以降、映画、TVドラマ、舞台、PVなど幅広い分野で活躍。TVドラマでは、「金田一少年の事件簿」(1995/NTV)、「ケイゾク」(1999/TBS)、「池袋ウエストゲートパーク」(2000/TBS)や、「トリック」シリーズ(EX)、「SPEC」シリーズ(TBS)など、時代を象徴する話題作を数多く送り出す。映画では、「20世紀少年」3部作(2008~2009)、「BECK」(2010)、「エイトレンジャー」(2012)など多数のエンターテインメント作品を手掛ける一方で、『明日の記憶』(2006)、「MY HOUSE」(2012)、「くちづけ」(2013)、「悼む人」(2015)など、社会派作品も意欲的に発表。被災地を舞台にしたドキュメンタリードラマ「Kesennuma, Voices. 東日本大震災復興特別企画~堤幸彦の記録~」(2012~2014/CS・TBSチャンネル)も制作している。
最新作は「天空の蜂」(2015)。

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