第10回山形国際ムービーフェスティバル

日時:11/13(金)・14(土)・15(日)場所:シネマコンプレックスMOVIE ON やまがた

八月十六日の散歩

作品概要

八月十六日の散歩(18分 16 秒)

監督 深澤尚徳  脚本 深澤尚徳 中島友彦 中村聡
出演 伊沢勉 赤谷陸 渡瀬雅斗 真木くみ子

定年退職を迎えた男が、毎日の風景を見つめ直していく。

飯島孝弘は、今年60歳になる。 定年退職後、妻と2人きりの生活を送っている。孝弘は、その生活に、居場所を見つけられずにいた。定年退職前は、何もしなくていい毎日に憧れていた。しかし、いざ実際に定年退職をしてみると、どうしていいかわからない。妻との関係も、煮詰まっていた。 孝弘は、そんな生活から逃げ出すように、毎日散歩に出かけていく。しかし、その散歩の道中も気分は晴れることが無い。途中の風景さえ、孝弘の目には虚ろにうつる。孝弘は、毎日の生活に行き詰まっていた。 そんなある日、孝弘は散歩の途中で、見慣れない少年2人に出会う。孝弘は、少年2人と街を巡り始める。孝弘は、2人の少年の出会いを通じて、毎日の風景を見つめ直していく。

監督プロフィール

深澤尚徳

深澤尚徳 ふかざわ なおのり
1984年・神奈川県生まれ
東京都在住
CM制作会社を退社後、フリーランス。 短編「ソークワイエット」で ショートショートフィルムフェスティバル2011 SSOPアワード グランプリ受賞。短編「ある夜」が、サンノゼ国際短編映画祭、テヘラン国際短編映画祭など国内外12個の映画祭で上映。

この作品で伝えたかったこと

毎日の生活に行き詰まった人が、過去の視点を思い出すことで、日常を見つめ直していく様子を描きたいと思いました。子どもの視点と、大人の視点を同時に描きたいと思い、登場人物とカメラの動きを組み立てていきました。自分も普段から、あたりをふらふら歩くことが好きなので、街を歩く楽しさも同時に描きたいと思い、撮影していきました。

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