2006年ノミネート作品

キャッチボール

作品概要

キャッチボール

監督 牧田浩平 脚本 牧田浩平
出演 菊川仁史 近藤茂夫 奥山眞佐子 千葉幸枝 大西求
(20分38秒)

思い出のキャッチボール

セミの声が鼓膜の奥に残る夏の日、川の土手に座っている一人の男(井澤 亮 33歳)が昔を思い出していた。作家になる夢を捨てきれずにいる大学四年生の自分。就職活動もままならず、彼女との仲も上手いっていなかった。書き留めた小説を出版コンテストにおくってみるも落選の日々。くすぶり続けている自分の気持ちとは裏腹に、思い切った行動には移せないでいた。その一つの理由が、頑固な父親の存在。しかし、母の不器用な励ましを受け、父に、自らの夢に対する決意を話し始める。保守的な父は頑として受け付けないが、やがて息子の熱意に押され始める。夕食の支度をしながらも、そっと聞き耳を立てる母。そして父は、ふとした瞬間、昔二人でやったキャッチボールを思い出す。

監督プロフィール

牧田浩平

牧田浩平 まきたこうへい
1978年・東京都生まれ
都内の高校卒業後、単身カナダへ渡る。バンクーバー・フィルム・スクール卒業後、日本に帰国。

この作品で伝えたかったこと

夢を追うこと、それを口に出すことの難しさ。しかし、その反面、始めの一歩を踏み出す勇気を持っていれば、以外と簡単に前に進み出すもの。今の日本では、多くの人は夢を持っているが、追い求めることは別、と考えているのではないだろうか。この作品は、主人公の成長を描くとともに、我が道を追い求める人の葛藤、不安、そしてそれをサポートしたいと願う周りの人々を表現している。

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