

拝啓 住民投票さま 石垣島のまんなかで起きたこと
監督 湯本雅典
出演 金城龍太郎 宮良麻奈美 川満起史
(46分)
住民投票は行われるはずだった それはなぜ
市民の思いは
2015年、沖縄県石垣島で政府が陸上自衛隊のミサイル基地建設を計画した。これに対し、若者たちを中心に住民投票を行おうという運動が始まった。
島には独自の自治基本条例があり、4分の1以上の賛同で市長は住民投票を実施しなければならない(この条項は後に削除される)。
署名は集まった。その数は、島の有権者の3分の1を上回るという数だ。これは、市政始まって以来の出来事である。
しかし、住民投票は実施されなかった。そして裁判でも、住民投票実施の道はひらけなかった。
2つ目の裁判の最高裁判決が出たあとの2024年11月。「石垣市住民投票を求める会」の解散集会が開催された。


湯本雅典 ゆもと まさのり
1954年・東京都生まれ
神奈川県在住
2006年まで東京都の公立小学校教員。
学校を自主退職後、自営業の傍ら映画の自主製作を始める。
テーマは、福島原発、憲法、基地、地方自治。1~2年に1本を製作し、そのつど各地で自主上映会を開催している。

この事件が、全国では稀有なことであり、地方自治をめぐる重要な案件であるにもかかわらず、九州から東のマスメディアがほとんどあげなかったことを見て、ぜひとも伝えたい、そして一緒に考えたいと思った。


