第21回山形国際ムービーフェスティバル

夜中のポップコーン

作品概要

夜中のポップコーン

監督 藤本匠 脚本 谷風作
出演 鳩川七海 笠松遥未 中尾多福 村上亮太朗 谷潤一
声の出演 淡海優 天知ひまり 谷風作
(45分3秒)

はじけようが、はじけまいが、ぜんぶ

テレビ放映が決まったB級モンスターパニック映画『ザ・グロース』を観るため、長田礼菜は親友の三澤喜子の家を訪れる。三澤の家には、直前までよろしくやっていた三澤の恋人が隠れており、三澤は彼が見つからないように腹痛のふりをしてリビングを離れる。
そこへさらに三澤の幼馴染である松野希も合流する。長田と松野は初対面だったものの、三澤が事前の相談もなく二人を呼んでいた。肝心の三澤が不在の中、ぎこちない会話のまま映画が始まってしまう。
片手間に映画を観る松野に辟易する長田だったが、松野の語る映画の撮影秘話を聞くうち、徐々に心を許し始める。ところが、次第に三人の因縁や悔恨が明らかになっていく─

監督プロフィール

藤本匠

藤本匠 ふじもと しょう
1994年・兵庫県生まれ
東京都在住
金沢美術工芸大学で彫刻を、武蔵野美術大学へ編入し映画制作を学ぶ。現在は助監督として活動。
2019年、『バカヤロウの背中』が国内外の映画祭にノミネート。
2021年、『自宅警備員と家事妖精』で劇場長編作品監督デビュー。

この作品で伝えたかったこと

私たちは映画とどう出会ってきたか─
このテーマが持ちうる経験や出会いは千差万別で、そこには⼈それぞれの物語がある。
そんな無数の映画にまつわる話からドラマを作れないかという試みが『夜中のポップコーン』だ。
これは、とある映画にまつわる個⼈史から、過去の因縁にケリをつける物語である。

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