第20回山形国際ムービーフェスティバル

コラン・ド・プランシーの万年筆

作品概要

コラン・ド・プランシーの万年筆

監督 山本大策 脚本 山本大策
出演 稲垣成弥 辻しのぶ 松澤仁晶 南久松真奈 Sufa
(58分)

「書く」という「アイデンティティ」
作家は万年筆と出会い葛藤していく

須田尊は上京して5年、いまだ出版には至っていない貧乏な小説家。ある日、たまたま立ち寄ったアンティークショップで、宝石のように美しい万年筆に尊の心は奪われてしまった。じっと見つめて動かない尊に、アンティークショップの女主人が声をかける。
「最初の読者にしてほしい。」
この約束を守れるなら、この万年筆を安く譲ってくれるという。尊はこの約束を承諾してしまう。
この日から尊の運命が一変し、売れっ子小説家として名を馳せていくのだが…。

監督プロフィール

山本大策

山本大策 やまもと だいさく
1979年・福岡県生まれ
東京都在住
コロナの緊急事態宣言をきっかけに、長年関わってきたエンタメ業界で、今の自分に何ができるのか、挑戦したいという思いから、「アートにエールを!」の助成金を経て、2020年「この道」(MV)で監督デビュー。
現在は監督業を主として活動。
今回の作品が初の長編作品となる。

この作品で伝えたかったこと

本来、豊かな才能があってもいろんなタイミングや人間関係で、その人自身が自分の才能を信じられなくなっていき、夢を諦めていく切なさや儚さを、万年筆という道具を通して描きたかったのが動機です。自分を信じて頑張っている方々への讃歌の気持ちを込めてこの物語を作りました。
どうか楽しんでいただけますように。

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