第20回山形国際ムービーフェスティバル

EXHIBIT

作品概要

EXHIBITエグゼビット

監督 岡本多緒 脚本 岡本多緒
出演 片山瞳 楠瀬凛 藤本タケ
(11分)

「愛すること」を奪う行為、
命の展示は何を意味するのか

無機質な部屋で感情を失った女性が一人孤独に暮らしている。過去の悪夢に悩まされながらも、ある日見知らぬ男と出会い、妊娠することに。女児を出産し、一時は孤独の闇から抜け出したものの、幸せな時間も束の間、未知の生物に子どもを連れ去られてしまう。再び悪夢のループに陥る彼女。
この作品は、他の種の命を展示するという人間の習慣に対して鋭い問いを投げかける。

監督プロフィール

岡本多緒

岡本多緒 おかもと たお
1985年・千葉県生まれ
東京都在住
14歳でモデルデビュー。27歳で映画『ウルヴァリン:SAMURAI』でスクリーンデビュー。以降もハリウッドの話題作に出演。2023年に日本に拠点を移し、俳優業の他に脚本・監督を始める。デビュー作『サン・アンド・ムーン』は東京国際映画祭でノミネート、米メリーランド国際映画祭で最優秀外国映画賞を受賞。今作が二作目となる。

この作品で伝えたかったこと

子供の頃から動物が好きだった私は、30代に入り、環境や動物からできる限り搾取しない生き方(ヴィーガン)というライフスタイルに出会いました。特に、長年疑問に思っていた動物園や水族館といった娯楽施設について、人間と動物の立場を逆転させることでその疑問を表現したいと思いました。また、女性という生物の危うさも同時に表現したいと考えて製作した作品です。

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