第19回山形国際ムービーフェスティバル

Shoe Lover

作品概要

Shoe Lover シュー ラバー

監督 松本サキ 脚本 松本サキ
出演 大沢ひかる 中村優月 魏涼子 若林久弥
(15分25秒)

いつだって決めるのは自分なの、
どんな状況だろうとね

昭和54年。靴職人である華蓮の家には、お盆のため親戚一同が集まっていた。子どもたちの面倒を見ていた時、 従姉妹の梢が将来の夢を父親に反対され、諦めかけていることを知る。華蓮は“物語”と称して話をはじめる。
自身の幼少期からの軌跡を梢に追体験させる華蓮。それは、靴職人を目指していた父と無類の靴好きの母の元に生まれ、幼い頃から靴を愛し、靴づくりを目指した彼女の姿だった。時代の風潮や抑圧により靴職人になる夢を反対されてしまうが、大きな代償を払ってでも彼女はその道を貫いていく。
「決めるのは自分だ」と選択を迫る華蓮。梢はついに、「諦めたくない!」と声を上げる。それは、同じく靴職人になりたいという夢だった。

監督プロフィール

松本サキ

松本サキ まつもと さき
1987年・東京都生まれ
東京都在住
カリフォルニア州立大学ノースリッジ校を脚本専攻で卒業後、2011年に帰国。外国語映画の吹替制作にて音響監督を務め100本以上を演出。映画やPVといった制作にも携わる。監督として映像制作を中心に活動中。

この作品で伝えたかったこと

「Shoe Lover」は、時代に逆らい、自分を貫いた女性の「覚悟の物語」です。テーマは “やりたいことを貫く”。このメッセージを明確に伝えるために、女性にあまり将来の選択肢がなかった昭和という時代設定にしましたが、時代や国、性別を超えて、今を生きる人々にもエールとなるような作品を目指しました。

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