第18回山形国際ムービーフェスティバル

牡丹の花

作品概要

牡丹の花

監督 土居佑香 脚本 土居佑香
出演 小野莉奈 甲本雅裕 篠原あさみ 佐野泰臣 沢田優乃
(23分53秒)

お父さんの線香花火は、宇宙一だよ

山口牡丹は、線香花火職人である父親・山口柳に線香花火を作らせてもらえないことに不満を抱いていた。その理由もわからないまま、ある日、父・柳の目を盗んで線香花火を作った牡丹は柳に激怒され、仲違いしてしまう。
数年後、映像制作会社のADになった牡丹は、自分が担当するテレビ番組の取材対象に柳が選ばれたことで、疎遠になっていた実家にやむなく帰省することになった。
「線香花火の起承転結って、知ってる?」 幼さゆえ何も知らなかった牡丹が、大人になって初めて気付けた、父親の線香花火職人としての姿。子どもを想う不器用な父親の愛。
線香花火が弾ける瞬間、きっと「あのころ」に戻りたくなる。

監督プロフィール

土居佑香

土居佑香 どい ゆうか
2000年・大阪府生まれ
大阪府在住
現役大学生。17歳の頃から映像制作を始める。初監督作品『forty nine days』が映画祭に入賞、本格的に映画監督を目指す。2021年、株式会社フェローズによる「FFF-S BEYOND」で監督を務めた作品『牡丹の花』で注目を集める若手映画監督。

この作品で伝えたかったこと

線香花火に想いを馳せたときに思い出すのはきっと一緒にいたひとや楽しんだ場所で、それが、線香花火が持つ魔法です。
『牡丹の花』は、そんな線香花火を作る職人家族のおはなしを映しました。この映画を観てくださる方に感じていただきたかったのは、線香花火を楽しんでいるときのような空間や時間です。

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