第18回山形国際ムービーフェスティバル

78:22

作品概要

78:22 ななじゅうはったいにじゅうに

監督 加藤悦生 脚本 加藤悦生
出演 伊藤和哉 峰平朔良 鈴木タロオ 渡辺さくら 小林萌夏 赤瀬麻衣子
   岡田深
(29分57秒)

「建前?お前の考えてることなんて全てお見通しだけど?」魔女談

平凡なサラリーマンの蓮は、姪っ子の有希の世話をしていた。交通事故で他界した有希の母親代わりとなって。
しかし、心の傷以上に有希を悩ませていたのは父親からの虐待だった。父親は蓮の実兄だ。虐待をやめさせる方法は無いか?だが決定的な証拠が無い。
途方にくれている蓮のもとに、美少女の身体を持つ魔女が舞い降り、唐突に「願い事」を3つ叶えるという。だが相応の対価を求めてきた。
初めは信じていなかったが魔女は蓮の心の隙につけ込み、兄の死を願わせてしまう。しかもその対価は有希の命だった。有希の命を救うために再び“願いごと”を魔女に告げる。それは一体?
果たして有希の死を帳消しにできるのか?そしてその対価とは?

監督プロフィール

加藤悦生

加藤悦生 かとう よしお
1971年・東京都生まれ
東京都在住
フリーランスディレクター
千代田芸術専門学校映画科にて鈴木清順監督に師事。現在もテレビ番組の制作に従事。40歳より自主映画の企画を始め、長編映画『三尺魂』が国内外の映画祭で上映。本作『78:22』は初の短編映画。

この作品で伝えたかったこと

この作品で描きたかったことは「やれるはずだったことをしないで選択を誤った男」の半生です。
そしてエンタメとして成立するように魔女が登場するファンタジーとしました。
一見、この作品は生死を軽んじて見える部分もありますが、ファンタジーだからこそ「物事の本質を誇張できる」という効果も狙い製作しました。

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