第18回山形国際ムービーフェスティバル

波に乗る風たち

作品概要

波に乗る風たち

監督 劉一森 脚本 劉一森 費嘉潤
出演 町田恵理子 大石菊華 曽我部洋士 若菜みさ 松木エレナ
(32分30秒 本編30分)

もし自分のせいで家族を死なせたら…亡くなった人を思い、苦しんで生きるのか。それとも、生きている家族を大事にして、向き合うのか。

お盆休み中、お墓参りに行った由美(21)は、 墓場で同じく墓参りに来た親と遭遇。帰り道でまた始まった親子喧嘩から逃げ出し、一人になった由美は、山上の神社で優しい巫女に出会い、つい、彼女に家族の事を話してしまう。
夜、食卓を囲む親子3人の視線は、空いている4人目の席へ移る。しかし、食卓での会話は愉快ではなかった。
深夜、父と話をしていた由美は、あるものを父に見せる。驚いた一家は、真実を探し始める。
車中、母娘はそれぞれの想いを打ち明ける。
探りに探って何も見つからなかった3人は、海辺であることを決意する。

監督プロフィール

劉一森

劉一森 りゅう いーそん
1992年・中国生まれ
東京都在住
香港バプテスト大学の映画学士号を得て、北京で監督アシスタントとして2年間働き、来日。2020年日本大学芸術学研究科映像芸術専攻で博士前期課程を修了し、友人と一緒に会社を作り、東京で映像製作を始めて、今に至る。

この作品で伝えたかったこと

日本は自然災害が多い国で、日本に来てから私は何度も、災害を乗り越え、生き延びる日本人の精神に感動しました。
そして、東日本大震災から10年の去年、この作品を制作することを決めました。
この作品は、初めて日本の家族を中心に作ったもので、自分の中では、映画制作を歩んでいく道で重要な一歩になります。

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