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ワタシの中の彼女
11月11日（金）17:00～
監督：中村真夕
プロデューサー：浅野博貴
世界的なパンデミックを背景に、孤独、
人と人とのつながりを描いた4編の人間ドラマ
コロナ禍を生きる世代も生き方も違う女たちの孤独と希望を、
一人の女優・菜 葉 菜が演じる。
第一話「4人のあいだで」
20年ぶりに連絡を取り合った大学時代の同級生で、元演劇サークルの 40 代男女。専業主婦のナナエ。パートナーと暮らすフサエ。役者を続けているコウジ。
そして、不在の女優・サヨコが、見えないコロナのように広がり、３人の中に秘められた思いを呼び覚ます。
出演：菜 葉 菜 占部房子 草野康太
第二話「ワタシを見ている誰か」
フードデリバリーのバイトをしているカズヤ。ある晩、マンションに配達に行くと、リモートワーク中の30代後半の OL・メイが出てくる。
カズヤに注文した食事を食べてくれと泣きながら言うメイ。コロナ禍という状況だからこそ出会った二人の男女の物語。
出演：菜 葉 菜 好井まさお
第三話「ゴーストさん」
20 代後半の風俗嬢のサチ。毎晩、帰宅する帰り道のバス停にいる 60 代のホームレスの女性・ カヨコを、密かに「ゴーストさん」と呼んでいる。ある晩、ふとしたきっかけからカヨコと話すことになるサチ。かつて同じ夢を持っていた二人の女たちは、お互いの中に一時の救いを見出す。しかしそれは無残に打ち砕かれる。実話を元に、コロナ禍で経済的にも精神的にも追い詰められた女たちの姿を描く。
出演：菜 葉 菜 浅田美代子
第四話「だましてください、やさしいことばで」
40 代前半の盲目の女性・トモコの元に、弟の同僚だという青年・タケオが、弟の入院のために金を工面してくれと訪ねてくる。
金を騙し取ろうとしたタケオは、トモコから思いがけない贈り物をもらう事になる‥。
出演：菜 葉 菜 上村侑
中村真夕
映画監督
ロンドン大学、コロンビア大学大学院を卒業後、ニューヨーク大学大学院で映画を学ぶ。アメリカの永住権を持ち、今も東京とニューヨークを行き来して暮らす。2006年『ハリヨの夏』で監督デビュー。以降、ドキュメンタリー映画『孤独なツバメたち〜デカセギの子どもに生まれて〜』（11）、福島の原発20キロ圏内で動物たちと暮す男性を追ったドキュメンタリー映画『ナオトひとりっきり』（14／2015年モントリオール世界映画祭招待）、その続編『ナオトいまもひとりっきり2020』（2021年山形国際ドキュメンタリー映画祭「ともにある2021」部門上映）、『愛国者に気をつけろ！鈴木邦男』など。最新作『親密な他人』は第34回東京国際映画祭 “Nippon Cinema Now”部門で上映され、ユーロスペースほか全国公開される。
菜 葉 菜
2005年、映画『YUMENO』の主演で本格的に女優デビュー。以後、『夢の中へ』(05／園子温監督)、『孤高のメス』(10／成島出監督)、『ヘヴンズ ストーリー』(10／瀬々敬久監督)、『64-ロクヨン-』(16／瀬々敬久監督)、『ラストレシピ～麒麟の舌の記憶～』(17／滝田洋二監督)、『後妻業の女』(16／鶴橋康夫監督)、 『モルエラニの霧の中』(21／坪川拓史監督)など多数の映画に出演。12年『どんづまり便器』でゆうばり国際ファンタスティック映画祭最優秀主演女優、19年主演作品『赤い雪』(甲斐さやか監督)で第14回Los Angeles Japan Film Festival 最優秀俳優賞を受賞。新作は『夕方のおともだち』(22／廣木隆一監督)、『ホテルアイリス』(22／奥原浩志監督)、『夜を走る』(22／佐向大監督)などがある。本年は「クボタ」のCM出演で、SＮS上で話題を集める。10月NHK夜ドラ「つまらない住宅地のすべての家」にレギュラー出演。
浅田美代子
1956年生まれ、東京都出身。国民的テレビドラマ「時間ですよ」(73／TBS)の新人オーディションで芸能界入り。デビュー曲ともなったドラマ挿入歌「赤い風船」は第15回日本レコード大賞新人賞を受賞。1974年『あした輝く』（山根成之監督）で映画初主演。映画『釣りバカ日誌』シリーズ（94〜09）では、15年間“ハマちゃん”こと主役の浜崎伝助の妻・みち子を演じ好評を博す。近年の主な映画出演作に、『あん』(15／河瀨直美監督)、『エリカ38』(19／日比遊一監督)、『山中静夫氏の尊厳死』(20／村橋明郎監督)、『朝が来る』(20／河瀨直美監督)、『犬も食わねどチャーリーは笑う』(22／市井昌秀監督)。2022年10月より、テレビ朝日系の木曜ドラマ「ザ・トラベルナース」に出演。
