火づくり
監督 松浦直紀 脚本 松浦直紀
声 やまもとゆみ 中田顕史朗 瑞木にょこ
(25分33秒)
火がつくる ヒトがつくる
寄り添う刃と刃 寄り添うヒトとヒト
とある世界、とある国。
父の遺品から、壊れた鋏を見つけた少年。母との会話から、父が生前、造園の仕事に携わっていたことを知る。
そして、その鋏は、異国に住む「佐助」という職人の手によるものであることが分かる。
鋏を直してもらうため、少年は佐助に会いにいく。
松浦直紀 まつうら なおき
東京都生まれ
東京都在住
武蔵野美術大学映像学科卒業
アニメーション監督、演出家、アニメーション作家として活動中
日本アニメーション協会会員
実在する伝統工芸の職人の生き様を通じて、大量生産・大量消費に疲弊する文明社会への「問いかけ」をしたいと思いました。
また、「壊れても直しながら使い続ける」という職人の精神性を描くことで、「文化的価値を後世に残す尊さ」や「人は失敗してもやり直せるのだ」というメッセージを伝えたいと思いました。