ホテル・アイリス

©長谷工作室
支援:107年度 金門縣政府/金門県文化局

作品概要

ホテル・アイリス
11月14日(日)15:00~

監督・脚本・プロデュース:奥原浩志
原作:小川洋子(幻冬舎「ホテル・アイリス」)
出演:永瀬正敏 陸夏 菜 葉 菜 寛 一 郎 リー・カンション
マー・ジーシャン

小川洋子が禁断のエロスを描写した同名小説を映画化した問題作。

寂れた海沿いのリゾート地で日本人の母親が経営するホテル・アイリスを手伝っているマリは、ある日階上で響き渡る女の悲鳴を聞く。その女は、男の罵声と暴力から逃れようと取り乱している。マリはただならぬその状況を静観している一方で、男の振る舞いに激しく惹かれているもう一人の自分がいて、無意識の中の何かが覚醒していくことにも気づき始めていた。
男は、ロシア文学の翻訳家で、小舟で少し渡った孤島で独りで暮らしているという。住人たちは、彼が過去に起きた殺人事件の真犯人ではないかと噂した。またマリも、台湾人の父親が不慮の事故死を遂げた過去を持ち、そのオブセッションから立ち直れずにいた。
男とマリの奇妙な巡り合わせは、二人の人生を大きく揺さぶり始める。

舞台挨拶

奥原浩志

奥原浩志
1993 年、『ピクニック』が第 16 回ぴあフィルムフェスティバルにて日本船舶振興会賞(キャスティング賞)とシャンテ賞(観客賞)を受賞。1994 年、『砂漠の民カザック』が第 17 回ぴあフィルムフェスティバル佐藤工業賞(録音賞)を受賞。1999 年、PFF スカラシップ作品『タイムレス メロディ』が釜山国際映画祭グランプリ受賞。2002年、『波』がロッテルダム国際映画祭最優秀アジア映画賞を受賞。 2005 年、よしもとよしともの同名漫画に基づく『青い車』がロッテルダム国際映画祭出品。2012 年、全編北京語による『黒四角』が第 25 回東京国際映画祭コンペティション部門に出品される。

菜 葉 菜

菜 葉 菜
映画「YUMENO」(05/鎌田義孝監督)で鮮烈な主演デビューを飾る。 「夢の中へ」(05/園子温監督)、「ハッピーエンド」(08/山田篤宏監督)、「ヘヴンズストーリー」(10/瀬々敬久監督)を始め数多くの映画に出演。「どんづまり便器」(12/小栗はるひ監督)でゆうばり国際ファンタスティック映画祭最優秀女優賞を受賞。主な出演作に「64-ロクヨン」(16/瀬々敬久監督)、「ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~」(17/滝田洋二郎監督)、「雪子さんの足音」(19/浜野佐知監督)など。「赤い雪Red Snow」(19/甲斐さやか監督)では2019Los Angeles Japan Film Festivalにて最優秀俳優賞を受賞。最新作は「モルエラニの霧の中」(坪川拓史監督)。2022年公開待機作品に、「夕方のお友だち」「ノイズ」(廣木隆一監督)、「夜を走る」(佐向大監督)などがある。

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