竜とそばかすの姫

© 2021 スタジオ地図

作品概要

竜とそばかすの姫
(第74回カンヌ国際映画祭 カンヌ・プルミエール部門選出)
11月13日(土)14:20~

原作・脚本・監督:細田守
出演:中村佳穂 成田凌 染谷将太 玉城ティナ 幾田りら
役所広司 / 佐藤健

50億人がすれ違う 美しくも残酷な仮想世界。
ベルの歌声は世界を変える―

自然豊かな高知の田舎に住む17歳の女子高校生・内藤鈴(すず)は、幼い頃に母を事故で亡くした。母と一緒に歌うことが大好きだったすずは、その死をきっかけに歌うことができなくなっていた。

ある日、50億人以上が集うインターネット上の仮想世界<U(ユー)>に参加することに。
<U>の世界でのすずは、「ベル」と名付けた自分の分身として自然と歌うことができた。ベルの歌は瞬く間に話題となり、歌姫として世界中の人気者になっていく。
ベルの大規模コンサートの日。突如、ベルの前に現れた乱暴で傲慢な、謎の存在「竜」によりコンサートは無茶苦茶に。そんな竜が抱える大きな傷の秘密を知りたいと近づくベル。一方、竜もまた、ベルの優しい歌声に少しずつ心を開いていく。

やがて世界中で巻き起こる、竜の正体探し(アンベイル)。
竜を排除しようという動きが加速する中、ベルは竜を探し出しその心を救いたいと願うが―。

現実世界の片隅に生きるすずの声は、たった一人の「誰か」に届くのか。二つの世界がひとつになる時、奇跡が生まれる。

10周年を迎えたスタジオ地図 細田守監督がたどり着いた渾身の最新作。



細田 守監督
1967年生まれ。1991年に東映動画(現・東映アニメーション)へ入社し、アニメーターを経て演出(監督)になる。1999年に『劇場版デジモンアドベンチャー』で映画監督としてデビューを果たす。その後、フリーとなり、『時をかける少女』(06)、『サマーウォーズ』(09) を監督し、国内外で注目を集める。11年、自身のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立し、『おおかみこどもの雨と雪』(12) 、『バケモノの子』(15)でともに監督・脚本・原作を手がけた。最新作『未来のミライ』(監督・脚本・原作)は第71回カンヌ国際映画祭・監督週間に選出され、第91回米国アカデミー賞の長編アニメーション映画賞や第76回ゴールデングローブ賞のアニメーション映画賞にノミネートされ、第46回アニー賞では最優秀インディペンデント・アニメーション映画賞を受賞した。



舞台挨拶

齋藤優一郎

齋藤優一郎
スタジオ地図 プロデューサー
1976年11月5日生まれ。茨城県守谷市出身。 米国留学卒業後、1999年にアニメーション制作会社『MADHOUSE』入社。日本アニメーション業界の黎明期から現在まで活躍し、りんたろう、川尻善昭、今敏監督のプロデューサーとしても知られる丸山正雄に師事した。MADHOUSE時代の主なプロデュース作品としては細田守監督『時をかける少女』『サマーウォーズ』、川尻善昭監督『HIGHLANDER-Search of Vengeance-』がある。また、りんたろう、杉井ギサブロー、平田敏夫、小池健、浅香守生監督作品などにも参加し、海外との共同製作作品や実写とのコラボレート作品なども多く手がけた。2011年、細田守と共にアニメーション映画製作会社『スタジオ地図』を設立し、代表取締役に就任する。その後は、『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』『未来のミライ』、そして2021年公開の最新作『竜とそばかすの姫』を企画・製作し、細田監督作品のプロデュースに専念している。『未来のミライ』(2018)では、第76回ゴールデングローブ賞アニメーション部門にアジアから初めてノミネートされ、第46回アニー賞ではインディペンデント作品賞を受賞。また同作は第91回アカデミー賞にノミネートされ、齋藤は全米製作者組合(PGA)とオスカーノミニーにも選出された。2019年からアカデミー会員。

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