第16回山形国際ムービーフェスティバル

Vtuber渚

作品概要

Vtuber渚ブイチューバ―なぎさ

監督 GAZEBO  脚本 GAZEBO 
出演 佐藤睦 野澤剣人 藤崎卓也 池田愛
(29分38秒)

ブイチューバーって、むずかしいの?

控えめで人見知りな性格なのに、みんなに愛されたい気持ちは人一倍ある女の子あきこ。最初はアイドルを目指すが、まったく人気が出ず挫折してしまう。
承認欲求のはけ口を探していくつかの仕事をさまよい、30歳になったあきこが勇気を出して応募したのは、バーチャルユーチューバーの中の人の仕事だった。容姿や年齢に関係なく、自分がなりたかったアイドルにまだなれるかもしれない。Vtuberになるためのあきこの奮闘が始まる。
しかし、どんなに一生懸命やってもディレクターからはダメ出しの連続。やっぱり自分には向いていないのかもしれない・・・。だんだんとあきこの気持ちは重くなり、諦めの色が漂い始める。

監督プロフィール

鈴木龍

GAZEBO がぜぼ
1978年・静岡県生まれ
東京都在住
深夜アニメと深夜ラジオが好きな映像ディレクター。
映画「蝉しぐれ」の美術制作が初めて映画に関わった仕事で、3ヶ月、鶴岡市のオープンセットに寝泊まりしてました。その時に出会った山形の方々の優しさが忘れられません。

この作品で伝えたかったこと

Vtuberという現代的な自己実現の場を舞台に、自分の可能性と他者の評価のあいだで揺れ動く主人公の姿を通して、誰かを応援する/応援されるという互恵関係や承認欲求を描いた作品。一生懸命頑張る人を、笑う、蔑む、足を引っ張る声ばかりが大きく聞こえがちですが、応援している人はどこかに必ずいるものです。

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