森友嵐士さん(T-BOLAN)

プロフィール

ロックヴォーカリスト。1965年生まれ広島県出身。1991年T-BOLANシングル「悲しみが痛いよ」でメジャーデビュー。代表曲「離したくはない」「Bye For Now」「マリア」をはじめ、15枚のシングルと10枚のアルバムをリリースし、総売上枚数1700万枚を記録。2015年にはゴールデンボンバー鬼龍院翔とmorioniを結成しシングル「サヨナラは歩き出す/離したくはない」をリリース。2016年には東京マラソン10周年記念ソング「駆け抜ける愛のうた ~はじまりのday by day~」を発表。ラジオパーソナリティーや墨象家としての活動などバンドの枠を超え様々なジャンルで活動中。

コメント

■アンバサダーに任命されて

ジャンルの違う映画ではあるけど、メッセージを届ける表現者としては、同じ匂いのするところにいる存在だと思っていますので、とても光栄です。音楽を通して、音楽を作る1人としても、この映画祭を応援させていただけることも喜びに思うし、またそこでご縁が広がっていくことも楽しみに思います。それに山形は食も美味しいし、温泉もあるし、そして何より、ゆるやかで優しい人間性。山形の人の方々の心持が居心地がいいですよね。この映画祭に参加することで、山形の人と触れ合うことができるのも、僕にとっていい時間です。

■山形国際ムービーフェスティバルについて

映画祭というものに出席したのも、実はこの映画祭が人生ではじめて。ミュージシャンなので、映画の世界に足を踏み入れることはなかったんだけど、色々な縁で繋がって参加するようになりました。毎年続けるのって、簡単そうに見えてすごく大変なこと。15回も続けてこれてるのは、望まれているということだと思う。そしてあきらめない心とピュアな想いが無いと人は集まってこないから、純粋な想いが人に伝わっていって、届いた先に喜びが生まれてるということの証明なんだと思う。場所がどこかは関係なくて、そういう想いを持った人達がたまたま山形にいて、その想いが重なりあって花を咲かせてるんだよ。

■若手クリエイターの皆さんへのメッセージ

今はWEBの世界が広がったから、個人発信でいろんなことができるけど、それを見てほしい方に直接見てもらう機会が本当にあるかっていうと分からない。映画に触れて感性のアンテナを持っている方に、直接自分の作品が見てもらえるというのは、自分の力を確認できる良い場所。自分の描く映画を、想像を、感性を、オリジナリティに寄せて、挑戦できる場所。緻密なテクニカルより、根っこの発想力が大事。形や常識にとらわれず粗削りだけど魂を震わせるようなメッセージを投げかける。そんな挑戦をして欲しい。

■観客の皆さんへのメッセージ

僕らもライブで、大きな拍手が来るとモチベーションが上がって、もっと良いライブ、もっと良いパフォーマンスになる。ぜひ“歓喜”を届けてほしい。感動したなら感動した想いを作者におもいっきり届けてあげることで、作者はもっと頑張れる。スクリーンに向かって拍手喝采があっていいと思う。映画を作るのはすごく大変だけど、それでもより良い作品を作りたいという原動力になってくる。観客の大きな拍手が、もう1回がんばろうって気持ちにさせる。やっぱり制作者の喜びって、受け手の感動。受け取ってくれたあとの喜ぶ顔。ぜひそんなストレートな気持ちで映画祭を楽しんで欲しいと思います。

一覧にもどる

PAGE TOP