結城貴史さん

プロフィール

2001年『ちゅらさん』で映像デビュー。以降、映画を中心に活躍。2011年には映像制作会社KURUWA.llcを設立し、これまで数多くの映画やMVを制作している。『忘却の楽園』『Hajime』『サマーリフレイン(YMFスカラシップ作品)』『rhythmical sadness ~不確かな獣~』『ハジマリノオワリおわりのはじまり』、2017年に公開した齋藤孝監督作品『オボの声』など、主演作も多数。代表を務めるKURUWA.llcが制作し、自身も出演した『ピカレスカ〜Novela Picaresca〜』が山形国際ムービーフェスティバル2017でグランプリを獲得。

コメント

■アンバサダーに任命されて

この映画祭は特別な存在なんです。いつも快く迎え入れてくれるし、僕のことを一番認めてくれる場所。「本当に、僕でいいのかな?」っていう気持ちもあるんですが、YMFラブは変わらないので、映画人として、きちんと恩返しできるようにしなきゃなと思っています。

■山形国際ムービーフェスティバルについて

「才能よ、雪に埋もれるな。」のキャッチコピーを見たときに、感銘を受けたのを覚えています。映画祭は本来はそういうものじゃないですか。新しい芽を見つけて、世に発信していくのは、映画祭のあるべき姿だと思う。 僕たちも、ずっと作品の応募をし続けていて、2017年に倉田監督の「ピカレスカ」でグランプリを獲ることができました。YMFで最初に評価されて、その後いろんな映画祭で受賞させてもらい、合計13冠獲ることが出来たんです。YMFで評価された作品が海外で賞を獲っていくのは本当に誇らしかったですよ。

■若手クリエイターの皆さんへのメッセージ

短編映画がここまでしっかりしている映画祭って少ないと思うんです。YMFは一つのコミュニティの場でもあるので、どんどん作品を出して欲しい。40代とか中盤の世代でも、YMFの応募をし続けて頑張ってる。若い子はもっとガンガン行かなきゃいけない。そうそうたるメンバーが審査してくれるチャンスがあるんだから、グランプリにならなくても必ず次に繋がる。監督だって、役者との出会いがあるかもしれないし、良いスタッフとの巡り合わせがあるかもしれない、師匠を見つけるかもしれないですよ。

■観客の皆さんへのメッセージ

山形の人がどれだけ映画好きなのかはよく知ってるので、このままずっと見守ってほしい。山形国際ドキュメンタリー映画祭もあって、山形国際ムービーフェスティバルもある。ぜひ県民の皆さんも映画に誇れる山形であることに胸を張って、自ら発信して欲しいと思います。各地でいろんな映画祭があるけど、年々こんなに大きくなっていく映画祭はないと思う。YMFは業界の中でもトップを走ってもらえると嬉しいです。

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