第13回山形国際ムービーフェスティバル

日時:11/10(金)・11(土)・12(日)場所:シネマコンプレックス ムービーオンやまがた

ピカレスカ ~Novela Picaresca~

作品概要

ピカレスカ ~Novela Picaresca~
ノヴェラ・ピカレスカ

監督 倉田健次  脚本 倉田健次
出演 広澤草 結城貴史 杉本ミホ YOUNGBO(Naughty Boys)
CHOI YONA 大宮将司 Choco 小松希寧
(29分56秒)

「悪い子になりたい」ジャックしようとしたバスの中は人生の坩堝でした…

「悪い子になりたい」そんな幼少の想いを抱えながら古本屋に閉じ込められて生きてきた店主のヨーコは、恋焦がれた小説家の一言から無知で無垢な犯罪を計画する。
「今度、ピカレスク小説(※悪徳小説)を書こうと思って…」
ヨーコは仲間を募り、バカ真面目にバスジャックを開始する。看護婦のカナエ、韓国人苦学生キムと共に、成功する気配もないまま計画と実行を繰り返していく三人。それはこの世に数多ある悲喜交々の人生への「悪戯」のような、笑いと狂乱、目覚めの日々となっていく。

監督プロフィール

倉田健次

倉田健次 くらた けんじ
1973年・岐阜県生まれ
東京都在住
映画監督/脚本家。「サンダンスNHK国際映像作家賞」にて『彼女のSpeed』グランプリ受賞。『EVERYTIME WE SAY GOODBYE』にてSSFF2016オーディエンスアワード、福井映画祭グランプリ、米国Underexposed Film Fesグランプリ等受賞。現在放映中の連続ドラマ「ふたりモノローグ」(AbemaTV)全話の監督/脚本担当。

この作品で伝えたかったこと

日本人の特性であり美徳である「真面目さ」「誠実さ」。それらは時として私達を苦しめ、「悪いこと」に憧れを抱かせます。ですが実際には何もできません。人生の正体を知るには私達は何を行えば良いのか?普通の人間が求めた「悪徳(ピカレスク)」の姿から、観客の皆様にも今一度人生を真正面から見つめて頂けたらと想い、本作を描きました。

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