第13回山形国際ムービーフェスティバル

日時:11/10(金)・11(土)・12(日)場所:シネマコンプレックス ムービーオンやまがた

作りたての家族

作品概要

作りたての家族

監督 橋本道春  脚本 純天晶 浦辺隼介 工藤佐規子
出演 太田美恵 進藤悠子 白木茉莉 木村佑真 阿蘓夏樹
(13分16秒)

家族と一緒に見てほしい一作

父、母、香澄(17)の三人の仲の良い家族。そこを変えてしまったのは、父の急死。父の死がきっかけで、会話がなくなってしまった母娘。そこには、娘のために明るく振る舞う母と、父の死がまだ受けきれず悲しみ、明るい母を信じられない娘の姿があった。
ある日、香澄は当てつけのようにカンニングしようとするが、教師の明美(42)に止められてしまう。呼び出しを受け指導室で言い合う二人。明美が言いすぎたかもと落ち込んで帰宅すると、会話の場を自ら作ろうとしている香澄の姿があった。明美と香澄は教師と先生でもあり、母と娘でもあった。言い合いをしたことで、気恥ずかしいが少し打ち解けられ母娘の溝が少し埋まった二人がいた。

監督プロフィール

橋本道春

橋本道春 はしもと みちはる
1980年・福島県生まれ
山形県在住
2011年映像制作会社(株)オリーブを起業。自治体やアーティストのPV、企業CM、テレビCM、ウェディング映像などを手がける。2016年「山形ふるさとCM大賞」を受賞。将来はカンヌ国際映画祭最高賞を獲得すると公言する。

この作品で伝えたかったこと

母と娘、先生と生徒という固定化した関係性のなかでは、時に相手のことを決めつけてしまったり、相手の心を理解する努力を怠ってしまうことがある。そうして一度崩れてしまった信頼関係を再構築することは困難なことだが、摩擦を恐れず「一歩踏み出す勇気」を持つことで、それを乗り越えられるというメッセージを込めた。

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